Alexander Wangの2020 Spring Collectionが
6月1日NYのロックフェラーセンターにて発表された。いつもの黒やレザー、スポーティというアイコニックなスタイルだけでなく、今回はCalvin KleinやRalph Lauren、Donna Karanなどのアメリカファッションへオマージュを捧げた、アメリカ色が強いコレクションとなった。
最近のAlexander Wangのショーは誰でも見ることができる。ストリートでゲリラ的に開催されたり、今回に至ってはクリスマスツリーで有名なパブリックスポット、ロックフェラーセンターだった。業界人やモデルなどの著名人に限られたエクスクルーシブな他のショーとは違い、全ての人に平等に開かれていて、まさに"アメリカン・ドリーム"を体現している。
いまアメリカは政治や経済の場面で、アメリカ対中国や、アメリカ対メキシコ、アメリカ対EUなど"国"を意識することが多い。その影響を受けての今回のコレクションかしら。
"アメリカン・ドリーム"なんて、上流層VS下流層に分断された実際の社会では、「なにをそんな夢物語を」という話かもしれないけれど、それがまたファッションの良いところ、"夢を見させてくれる"という点なんだと思う。
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