「Fantsyland 狂気と幻想のアメリカ500年史」という本を最近ちまちまと読み進めている。
SNSに夢中になったり、新聞よりもFakenewsを信じる人々。真実より偽りの発言の方が多いトランプ大統領。アメリカはどうなっているのか、、?
しかし、アメリカの現代におけるこういった現象は今に始まったことでもなく、コロンブスがアメリカ大陸を発見した時から繰り返されていると筆者は言う。
"誰もが自由に、好きなものを生み出し、主張し、それを信じることができる国家".(p96)
自分が正しいと思っていることに関しては、専門家の意見さえ聞き入れない。夢想家のアメリカ。
例えばそれは、アメリカをユートピアだと信じ続けたイギリスからの移住者たち。"私は信じる、ゆえに私は正しい"というプロテスタントとそこから派生したピューリタンなどの宗派。映画、ラジオ、出版といった娯楽ビジネス。夢のカリフォルニアを発祥の地とするヒッピー文化など。
正直この本を読んで、自分はアメリカみたいだと笑ってしまった。理想主義的で、難しそうなことでも、頑張ったら何とかなるんじゃない?と思うし、映画やら本やら空想の世界に浸れる娯楽が好きだし。それに、新聞やテレビなどのマスメディアもあまり信用してなくて、何が真実なのか分からないから、自分が真実だと思うものだけ信じようと思っている。
アメリカという国の歴史を学びながら、そこに自分を見た気がして、ちょっと反省した。空想と現実とバランス良くしないとね。
0コメント